『できることならスティードで・渋谷』読みました。『ベスト・エッセイ2020』より

タイトル通りになりますが、『ベスト・エッセイ2020』を読んでいると、なんとシゲちゃんも選定されているではないですか!

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こちらは77篇が収録されているので、目次は全て見ておらず、読み進めてびっくり。

すごいね、シゲちゃん。
作家として選ばれて77篇の内の1篇として、多くの人の目に触れられるなんて。
ファンとしてはとても嬉しいです。

ファンと言っておきながら、シゲちゃんが出版している作品は全て読んでいるわけではないんですけれど…。
以前も告白していますが、作家・加藤シゲアキの綴る文章に少々苦手意識があるのが本音です。
そういう表現、言葉選びをするんだ…と思いながら読んだ記憶があります。
どんなに好きな人でも、文章の相性は比例しないと実感しました。
それ以来、作品にはあまり興味が湧かず、それよりも優先して読みたい本があり、離れていましたが、今回こういう形で、しかも小説ではなく、エッセイということで、小説とは違う楽しみ方ができました。


『できることならスティードで・渋谷』

シゲちゃんはよく渋谷の話をしますよね。
これを読んでやっと理解できました。それだけ通い、思い入れがある場所なのだと。
以前も何かの番組で、尾崎豊の記念碑を訪れていましたね。

シゲちゃんの思う「地元への憧れ」。
私も転勤族だったので、共感できる部分が多くありました。
きっと、地元への憧れと共に、幼馴染みを持つ憧れもあったんじゃないかな~と想像するのですが、どうなんでしょう。
私の場合は、完全な「地元」というものがなかったので、同じように「幼馴染み」というものにも憧れがありました。
友達が話す、保育園からのエピソード、私にはそれを小学校や中学・高校になっても共有できる身近な友達はいませんでした。
そして、そういう幼馴染みはいつまでも仲が良いもの。
その憧れは大きかったですね。
それでも、転校してきた私を受け入れ、その輪に迎えて仲良くしてくれている友達には感謝です。

渋谷を地元としてしまいたい、でも公言できる程の熱い思い入れや純粋な想いがあるのか、その自問自答が私にもよくわかりました。

今回のエッセイは、とても読みやすく面白かったです。
エッセイなら楽しく読めるかもしれない、そう思える作品でした。

折をみて全編読んでみようかな。


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